タイでバイク(モーターサイクル、モタサイ)
世界一渋滞の酷いバンコク。
遅刻に対して優しい(緩い)国なので、ゆっくり行けば良いと思うが、『時は金なり』。
そこで役立つのがバイク。すり抜けスイスイ。信号待ちでフロントローまで行ける。駐車も楽。
バンコクはバイク天国。
移住当時、バイクと言えばホンダの独占状態だった。
この本田イイネ!本田△!の基盤となった車種が、スーパーカブ(HONDA WAVE&DREAM)だ。壊れない!燃費良い!手頃な値段!という事でホンダ車ブランドを築きあげた。
いまだに、街にHONDA WAVEは溢れているし、モタサイ(バイクタクシー)の運ちゃんのバイクもHONDA WAVEが多い。庶民に愛されていることがよく解る。
日本ではスーパーカブは新聞配達か、おじいちゃんの乗り物という感じの人が多いと思うが、今となってはスーパーカブもレトロで、カスタムしてもカッコイイ!バイクになっている。
vespa乗りも憧れるカスタムカブの世界 - talblo 良いもの+ひとりごと
移住半年を過ぎた頃、タイでバイクを購入した。残念ながらスーパーカブではなく400ccの中古バイクを買った。
日本では盗難2回、盗難未遂が3回もあったので、タイでも、U字ロックと日本から買ってきたディスクロックで防犯対策をしていた。
車両こそ盗まれる事は無かったが、フロントとリアのブレーキを盗まれた。
レストランの目の前にバイクを停め、帰ろうとしたらハンドルに付いているはずのブレーキバーが無い。車輪を見たらブレーキキャリパーもない。部品盗難が多いと知らなかったので、『ほぉ〜、その手があったか!』と、くやしながらも感心した。
翌日に、バイク屋へ文字通り『ノーブレーキ』で直行した。
バイク屋の裏には部品(盗品?)がたくさんあり、純正の入荷を待つ事無く、比較的安価で新しい(中古)ブレーキを着け、1日で修理終了。
その後、盗難被害こそ無かったが、バッテリー周りの故障が多く、買い替えを決断。今度は違うお店で2代目バイク(中古)を購入した。
タイの大型バイクはほぼ輸入車で、関税等で日本の価格の2倍近くするので、新車なんて買えません。(V-Maxなんて100万B。CAR買えるYo!)
新しいバイク屋のスタッフ曰く、大型バイクはU字ロックもディスクロックも必要ないと。なぜなら、大型バイクのオーナーは金持ちで、バックが怖い。
なので誰も盗まないと。
タイではレッドブルの息子の事件等でよくある、大金持ちは色んな方面(警察とか)に力を持っており(賄賂)、法律を超えて何でも出来るらしい。
なので後が怖くてバイクを盗まれないらしい。
この事を同僚のタイ人(ベスパ乗り)に聞くと、大型バイクは珍しくて、盗んで売っても足がつきやすい。なので盗まれにくい。
また金持ちは何でも出来るんじゃなく、ネットワークが広いので、すぐに犯人や盗車が見つかるから、という見解。
さらに、一番盗まれやすいのはホンダのWAVEらしい。大衆バイクで人気があるから仕方が無いんだろう。パーツ屋も多くあり、出所を(盗品でも)気にせずに買ってくれるらしい。
感覚的に、タイの方がバイクの盗難が少ないと思っていたので、日本の方がバイク盗難多いよと彼に言っても、『日本は安全だ!』と聞かないので、ざっくり調べてみた。
タイ(バンコク)
バンコクの人口600万人。
3人に1台バイク所有。
バンコクにバイク200万台。
バンコクの年間バイク盗難5000台。(ベスパ乗り調べ)
2000000÷5000=400
1年間で、バイク所持者400人に一人がバイクを盗まれる。
日本
日本の人口1億2千万人。
11人に1台バイク所有。
日本に約1000万台。
日本の年間バイク盗難5万台。
1000万÷5万=200
1年間で、バイク所持者200人に一人がバイクを盗まれる。
タイ(バンコク)の方がバイク盗難という面では安全。
危険なイメージの多いタイだが、この点だけはタイの勝ちっぽい。
盗難はタイの方が少ないが事故は圧倒的にタイが多い。
データで調べる気もおこらないほど多いはず。多いに違いない。
街中で接触や事故を目にする事が本当に多い。
微笑みの国とされるタイだが、ハンドルを握ったタイ人は恐ろしい人が多い。
未だにバイクの事故はしてないが、運が良かっただけかもしれない・・・。
今後も気をつけて運転して行こうと思う。
追記
免許更新行った時に、近くのバイク部品屋を覗けばディスクロックが売っていた。300Bくらいからの品揃え。
盗難が心配な人は是非!プロの盗人だと無意味だけど・・・。
場所はこの辺り。