タイのメッシことチャナティップはJ1で通用するのか?
タイのメッシと呼ばれる男は本当にメッシなのか?
小さいカラダと、優れた技術。それだけを見てメッシと呼ばれているのか?
その男を探ってみる。
本名はチャナティップ・ソングラシン。愛称はJ(ジェー)である。テレビ中継などでは本名であるチャナティップと呼ばれるが、テレビ番組や、インタビューではジェーと呼ばれる。
タイでは本名で呼び合う習慣がない。選手同士も愛称で呼び合っている。へたをすれば本名を知ら無いという事もある。
身長158cm、体重56kg。とあるが、もう少し小さくて重い気がする。足のサイズはwikiに記述していないが、かなり大きい。メッシの様にゴールを量産する訳ではないが細かいステップやパスの技術はある。
J1で通用するフィジカルなのか?と問われれば以下の映像を見てほしい。
どう感じたでしょう?アジア最終予選でコレだけ出来るので問題ないでしょう。
タイのリーグ戦でも屈強な外国人選手(Jリーグではあまり見かけない黒人選手も多い)を相手に、攻撃でも守備でも健闘している。囲まれても怯まない、カワしてからの初速が速い。ドリブル自体のスピードはそこそこだと思うが、タッチが細かいのでDFとしたら嫌だと思う。
またタイで良く有る、時間稼ぎ的な痛がるような事もしない。つまりそんなに大きく交錯しないのだ。かといって守備を疎かにするわけでもない。
2016年のタイリーグでも国王の崩御で残り3試合を行わずに優勝は決まったが、その中でも重要な役割を果たしていた事は間違いない。最終ラインからのこぼれ球やクリアボールをジェーが受け、前を向いてドリブルを始めると何かやってくれるんじゃないかと大きく期待して見ているファンは多かったと思う。タイ代表でも6番を背負うサーラとジェーのちびっ子コンビの細かいパスワークも見てて楽しい。
今期はタイ代表、リーグ戦、カップ戦と試合が多かったので、先発ではない試合も何度かあったが、そこは仕方がなかったかもしれない。しかし年間を通して安定したパフォーマンスをしていたと思う。
コンサドーレがどのようなサッカーをするか良く知らないので、ジェーがマッチするかどうかは解らないが、出場できればかなりのインパクトを残せるだろう。そして彼の人柄で北海道、いや日本じゅうにファンが出来ると思う。
その人柄が解る、スタジアムでポケモンをGetし、はしゃぐジェー。
そして、ムアントンUでのジェーのおふざけの様子。
www.youtube.comいじられ役でもあるが、人を楽しませる事を忘れない。
そして、ロッカールームでのヘディングチャレンジ。(40秒過ぎから)
真ん中でボールを廻しているのがジェー。
映像でも解る様に陽気なジェー。どこのクラブに行ってもなじめそう。そう言った意味ではどこへ行っても通用する男だ。
さらにこんなのも。
しかし、プレー的には向き、不向きなチームが有ると思う。
個人的にはレノファ山口が一番フィットするかな?と思っていたが、ジェー本人がJ1に行きたがっていたという話も聞くし、しかたがないのかな?
日本の人はあまり知らないかも知れないが、タイはここ何年かで一番の日本旅行ブームである。厳しかった日本へのビザが免除され、実際に多くのタイ人が日本へ 旅行に出掛けている。そしてその多くの人がFBやインスタで旅行の楽しさ、日本の素晴らしさを拡散している。そしてブームがさらに広がっている。
その中でも人気なのが雪。タイ人にしてみれば本当に夢の世界。常夏のタイでは自然の雪は見られない。バンコクやその郊外に雪をテーマとした施設があるくらい『雪』の人気は高い。なので、北海道や、富士山、白川郷といった所の人気が非常に高い。その中でも北海道は抜群の知名度と人気である。ジェーがコンサドーレを選んだのも少し解る気もする。裏で経済産業省北海道経済産業局とかが絡みジェー効果を期待してねじ込んだかもしれないが、ジェーが活躍出来れば問題ない。
話はそれたが、JはJ1で通用するのか?という問いには
希望を込めてYesと言いたい。
ルバンとか天皇杯だけでなく、リーグ戦で観客を沸かすジェーを見たい・・・。
追記。2017の動画。