ローイ クラトン @タイ
人生初のローイ クラトン。
2大タイのお祭りごとの一つ。
もう一つはソンクラーンの水掛祭り。
今回のローイ クラトンとは日本の灯籠流しのようなお祭り。
私はタイ歴長いが参加したことはない。
渋滞のひどいバンコクが更に渋滞すると聞いていたので、ワザワザ参加しなくても良いかと・・・。
勝手なイメージでチャオプラヤー川に灯篭を流したり、川が遠い人は近くの公園の池、ベンシャシリや、クイーンシリキット公園などに灯篭を浮かべて終わり。というあっさりしたイベントだと思ってた。
しかし会社の人に話を聞いたら、17時位からお寺に行くと色々あって楽しいよ!と言われてイメージが崩れた。
仕事で21時過ぎにやっとお寺に向かうことができた。
心の中ではもう佳境を過ぎて静かになってるのかなと思えば現場は大違い。
いつもは人で溢れることのないお寺が人だらけ!びっくりした。
沿道には食べモノ屋台におもちゃ屋台、そしてクラトン(灯篭)屋台。40B〜200B位とバラエティーに富んだクラトンが売っていた。
お寺ではお経なのか説教なのか大音量で流れていて、あらためてタイはどこへ行ってもボリュームでかすぎ!と思った。
お祈りをする人、タンブン(徳を積む行為。お布施?だったり、亀や魚を放流したり?)をする人、セルフィーに励む人など様々。
そして目的地の川(運河)に到着。
川と通路は高低差があるのでどうやってクラトンを流すのだろうと思っていたら、クラトンマシンとクラトン操作人(子供)を発見。
ここにクラトンを5個ほど乗せて厳かに着水させる。
よく考えたモノだ。このクラトンマシンは4台ほどあった。
恐るべしテクノロジー!
しかし4台あっても川沿いは人だらけで作業が追いついていなかった。
そして、下流を見ると中学生くらいの子供が川に流れているクラトンをチビ・クラトンマシンで釣り上げていた。は???である。
以前に読んだローイクラトンの記事で、クラトーンを下流で拾って屋台に持って行き、それを売る。という闇のリサイクルがあるらしいと見ていたので、ソレか?と思った。しかしよく見てみると、クラトンを選別してから釣り上げている。
少し観察していると、謎が判明した。
なんと、クラトンに乗っている現金を盗んでいた。
アメージングタイランド!
周囲に大人のタイ人はたくさんいたが、誰も注意していなかった。
これも風物詩なのかな?と思い翌日に会社の若者に聞いてみたら、
『普通のことだよ!』
『お金とった後、クラトンを掘り投げてたでしょ?』と言われてしまった・・・。
無給(多分)でクラトンマシンを操作する子供の数メートル先で、タンブンされたお金を盗む子供。
すごいコントラストを見せつけられた初ローイクラトンでした。