THAILAND’s blog

タイ在住の・・・。

『カメラを止めるな!』前情報を入れるな!@バンコク

一時帰国時のやりたいことリストで出来なかった項目の1つ。

 

映画『カメラを止めるな!』を観る。

 

をやっとバンコクで達成できた。

 

日本では田舎滞在であったので映画館に行くのにも時間がかかるし、暇がなかった。

しかし暇そうだった甥っ子たちに、

『見てくれば?』と、お金を渡したら素直に見に行った。

 

そして、彼らが見終わった後、

『ストーリーは言わんで良いので何点だったか教えて!』と聞くと

『5点満点で、4点!』だった。

厳しいなー。

 

出る側の芸能人や作る側の業界人が絶賛なのに、甥っ子たちはクールやね。

お金渡して見てくれば?と言ったのに、

忖度なしの若者。

 

もしかして忖度して4点だったのか?の不安もある・・・。

 

 

ここで、何としても時間を作って映画を観るぞーとは(日本では)ならなかった。

 

 

 

タイに戻ってから仕事に撲殺されそうになっていた。

気晴らしでネットを見ると、いまだに『カメラを止めるな!』の話題が出てくる。

この映画は前情報を入れるな!がセットなので、なんの記事も読めない。

 

そんな中、バンコクでも上映が始まるというニュース。

 

もう見るしかないでしょ!と。

 

 

 

仕事終わりに一人だけで行くのは家族に悪いので、帰宅後皆で食事をとり、チビが寝た後に一人で観に行った。(相方には悪いけど・・・。)

 

そしてタイ語吹き替えでなく日本語オリジナルで近場を検索するとQuartier CineArtが出て来た。

プロンポンのEm Quartierのシアター。

 

BOUNCEの隣。 

thailand.hatenadiary.com

 

ここでの映画鑑賞は初めて。

タッチパネル式で映画を選ぶ。

日本語にしたけどなんか変。

f:id:THAILAND:20181011130829j:plain

 

サウンド?って!?

オリジナル サウンドって事?

 

f:id:THAILAND:20181011130927p:plain

 

座席を指定し、お金を払う。

普通席140B。

f:id:THAILAND:20181011131102j:plain

 

 

しかしデビットカードを受け付けてくれず、スッタッフ登場。

 

f:id:THAILAND:20181011131142j:plain

 

 

横の端末で処理してもらった。

 

22時の上演で15人ほどのお客さんだった。

f:id:THAILAND:20181011131253j:plain

 

周りはほぼ日本人だった。

後ろの方にモロ業界人ぽいタイ人がいたけど、業界感出し過ぎで仕込み?かと!

 

 

 

以下ネタバレ注意。

 

 

 

 

 

 

 

事前情報は、

1、ホラー

2、どんでん返し

3、カメラ酔い

4、芸能人業界人絶賛!

5、B級の低予算映画

 

 情報入れるなという割にいろんな情報が入って来てしまった。

 

オープニングからB級映画感が満載!

映像は粗いし、圧縮もひどい。

そしてカメラが揺れる。

ステディカムを使う予算はなくても、最近は稼げないユーチューバーでさえスタビライザー使ってるんだから!それくらいレンタルしなよ!

と、少しカメラ酔いしながら思った。

 

 

演技もマジなのかわざとなのか判らない微妙な女優。

そして変な間が多い。

 

ある程度して、これワンカットで行くんだ!と気づく。

まあ、編集点は何度か見つけられたが、そこはミソじゃない。

 

そして微かな疑問がちらほら湧いてくる。

 

辻褄合ってなくない?

ドアの横に人が写り込んで動かないんだけど?

主観のカメラも演者なの?

監督役とカメラマンが劇中なのに絡んでない?

 

と疑問はあるが、ホラーの要素はかなり残ったまま話は進む。

 

この時点では変なことが多いがまだホラー映画なんだろうとカメラ酔いを我慢しながら観続けた。

 

しかし座席の後ろの方の観客が、

笑う感じではないタイミングでキモい声で笑っている。

 

あれ?こいつもゾンビになったのか?

謎だっ!

 

 

単純に変な人が来てるのか?

 

真剣に見ようとしてるのでイラっとしたし怖かった。

 

そして、ハテナ?なことは増えるがB級ホラーなまま話は続く。

そしてホラーのエンディング。

屋上の星のマークを見て、なんとなくのストーリーは解った。

そしてエンドロール。

 

え?終わり?

ナニこれ?全然おもんないじゃん。

0点じゃん。

忖度の4点じゃん!

あえて評価するところがあるなら

『ぽんっ!』だけじゃん!

 

 

 

と思ってたら、ここからが本当の始まりだった。

 

ここから第2幕の始まり・・・。

 

 

実はこの冒頭のホラーは、さえない監督が撮る1カット長回しの生ドラマだった!というネタバラシのドラマが始まった。

 

ここからシリアスになるのかな?と思ったが、キャストはさらにB級を飛び越えてC級へと堕ちて行く。

コテコテのおばちゃんPが出て来たり、いかにも業界にいそうなイケメン風で適当に仕事してる風のP。

 

いやー このままで面白くなるの?と不安が出て来た。

期待感が高いと色々勘ぐりたくなるので素直に観れない。

 

その思いはあるんだけど、フィナーレに向けてテンポよくどんどんとアイテムを詰め込んでくる。

 

そして第3幕は、前振りへの回答が笑いと共に押し寄せてくる。

さらに製作者の熱いモノも湧いてくる。

 

いやぁ〜素晴らしい。

 

面白かったよ!

 

 

そして途中でキモ笑いをしていた人の謎が解けた。

推測の域を超えないが、彼は2度目の鑑賞なのだろう。

オチを全部知ってるから、1幕目のホラーから撮影の裏が見えて笑ってしまったのだろう。

ここで笑えば初見の人に迷惑がかかるから笑いを堪えていたのだろう。

だからあんなキモい笑い声になったのだろう。

キモいと言ってごめんなさい!

Youの気持ち解ったよ!

 

 

 

ストーリー 5

映像    4

音楽    5

感動    5

笑い    5

へー    5

(5点満点)