タイ 対 中国 アジアカップ
タイはアジアカップでの決勝トーナメント進出は久しぶりらしい。
SUZUKIカップでの成績不振や、グループリーグでの大敗で監督が更迭されたタイ。
さらに4バックから3バックにシステムを変えたらしい。
今回はスパンとアディソンが出場停止らしいので、チャランポンとパンサーとミカのセット。
前線はアディサックじゃなくてスパチャイ。最近よく使われている新星。
強豪のブリラムでも昨年度活躍していたらしい。
試合前半は中国がかなり押していた。
厳しいファールをタイは受けていたが我慢の時間。
タイは細かくつなぐことができない。
個々で跳ね返すもセカンドをうまく拾えない。
しかし深い位置からのFKで、スパチャイ→ティーラシン→スパチャイでシュート!
と、一発で点を取れるかな?と可能性を見せた。
そしてコーナーのこぼれ球からのシュート?パス?をスパチャイがワンタッチでターンしてシュート!
いやービックリした。
ナイスゴールでした。
その後、タイの時間になった。
全盛期のムアントンのようなティーラトン、チャナティップの細かい繋ぎが面白かった。
ただ、狭いエリアでしかこのパターンは無い。
さすがにこの二人だけで、ゴール前まで行けない。残念!
今回久しぶりにティーラトンを見て、
精神的に大人になったなぁと感心した。
削られて倒れることも多々あったが、相手やレフェリーに文句を言わなくなった。
日本に行って本当に良くなった。
ウィングハーフと呼ぶのか、5バックのサイドバックと呼ぶのか分からないが、結構内側に入って良い縦パスを入れていた。
それにCKの精度もかなり良かったと思う。ニアにあんな速い球をキレイに入れることができるのは凄い。
まあ、試合中に1回はCKから直で狙う癖は昔から変わってないけどね・・・。
失点の時に『ティーラトンが持ちすぎ!』と、早野さんにダメ出し食らってたけど、あの時間帯は押し込まれ過ぎて流れが悪かったから勝負して前に球を繋ぎたかったんだろう。
どっちにしろガンガン責められ、かなりの数のシュートミスに助けられていた状態だったので、あのまま0点で抑えられる雰囲気ではなかったしね。
ティーラトンの位置が悪いのか、パンサーが3バックの左に慣れてないのか、タナブーンのポジションが悪いのか、あの三人の裏を3度ほど狙われていた。
決定機でミスってくれたから良かったものの、普通なら2点くらいは入ってたんじゃないかな?
結局タイは、自分たちのボールになればある程度繋げるが、五分五分からの球を落ち着いて自分のモノにできる選手が少ないのでゴチャゴチャした試合になっちゃったのかな。
予想されたとおりイエローカードも多かったし、危険なプレーも多かった。
最終的に1-2で負けたけど、可能性の見えた試合だった!と、前向きに思うことにする。
ミカがビックリするほど簡単に2度ほど交わされてたのが、今回私的ハイライト!