THAILAND’s blog

タイ在住の・・・。

レアルのリアル、鹿島の馬鹿力。@CWC

南米王者に勝ったこの前の試合では、VAR(ビデオ判定)や、ポストやバーにも助けられ、守りきり、決めきって勝った。

決勝は無理でしょう?という思いの中、前半からタイトに行く鹿島。それを余裕でかわす、いや?ちょっとやりづらそうなレアル。でも『まあ勝てるっしょ!』という思いが見え見えのレアル。

解説の岡田さんが、『昔は緊張し、スタート地点に立っても10m後ろからスタートしている感じだったが、今の子は同じ地点からスタート出来ている。』と言っていたのが印象的だった。そう言われる様に、植田(多分)以外は自信を持ってプレー出来てたと思う。

しかし前半9分という早めの時間帯にレアルが先制。レアルの選手全員いや、ヨーロッパのサッカー好き全員が、『レアルが勝つんだねやっぱり。』と思ったでしょう。そこが前半の重要なポイントだった。そのせいで、レアルはやる気が無いというか、気合いが足らんというか、余裕が有りすぎるというか・・・。疲れてるの?こんなレアルに勝ってもリアルなレアルじゃないから自慢にもならないか?と思わせる様な出来のレアル。

それをさせない鹿島が凄いのかもしれない。1点ビハインドでも何も変わらずタイトに行く。相手に持たれてもビビらず焦らず。レッズだったらズルズルいきそうなのに、我慢の鹿島、いやおしん的鹿島!そう、鹿島のメンバーは東北の出身者が多いんだった。

wiki ったらやっぱり我慢強い県民性っぽいね。

県民性 - Wikipedia

自分の県を見てみたら、何となく納得したので、信憑性はあるかも。さらに沖縄の県民性を見てビックリ!?タイの国民性と同じだね。

 

話はそれたが、おしん鹿島は耐える。耐えるだけじゃなく、奪って速攻。右で何度かワンツーで簡単に抜け出してチャンスを作ってた。TVでは抜かれてなかったが、ジダンが怒りをあらわにしてると、アナウンサーが言っていた。ジダンはこの展開ちょっとヤバいな・・・と思っていたのだろう。それにしても西大伍良かったな。あの余裕は見てて爽快だった。

耐えて耐えて、というよりは、おしんにとっていい感じの試合運びで前半終わるかなとおもいきや、終了直前の岳のゴール。

トラップ大きいなぁーーー。と思っていたら、ゴール決めた。決めてもガッツポーズ一切無しの岳(青森出身)。『同点になっただけ、スタート時点戻っただけ。』とでも言う様な素の顔。その後カメラに抜かれたロナウドはポカーン。ジダンは怒りで顔が恐かった。

岡田さん的にはこの1点は要らなかった様だ。レアルがリードしたままだと、このままズルズル試合は続き、付け入る隙があるという事らしい。しかし同点になって怒りのジダンがでたのだろう、HTが終わって出てくる選手の顔は引き締まっていた。ジャージを着た控えの選手はニタニタしていたが・・・。

 選手の顔はピリッとしていたが、内容はそんなに変わらない。ニタニタがいるようじゃしょうがないよね。そして再び岳(青森出身)のゴール。痺れた。ディフェンス何してるの?という思いも吹き飛ぶゴール。

その後もズルズル引いて守りに徹する事もなく、必死で勝ちに行くサッカーを続ける鹿島。1段も2段もギアを上げて初めて頑張りだしたレアル。何度も耐えたが、バスケスに対するファールでPK。微妙な判定だが、岳の引っぱりと、脩斗のカニバザミの合わせ技1本でのPK判定。脩斗がボールを触ってたらPK無かったかも。でも、審判はレアルをリアルにリスペクトしてるので仕方が無い。クリちゃんがキッチリ決めて同点。ガッツポーズなく、決まったゴールを拾いに行くクリスティアーノに『感RUI』。

そして疑惑のセルヒオ・ラモス事件。ムーに対してラモスがファウル。あの場面で抜けられていれば・・・というチャンスをラモスが厳しめで潰した。レフェリーが胸に手をやりカードを出そうとするも、マルセロに何か言われたのか?カードを出さない。やっぱりレアルをリスペクトしてるんだね。もやもやしたまま90分終了。

そして延長戦へ。

ピッチで両軍共に円陣を組んで気合いを入れなおす。スタッフも控え組も、交代で仕事を終えた選手も一丸となっている鹿島に対し、綺麗な輪になりジダンの話を聞くレアル。鹿島の円陣が解けても、レアルはまだ話し込んでいる。そして円陣が解けた時にハメスがニタニタしてた。何?この参加してない感じ。こんな輩がいるチームに負けてほしくないと本当に思った瞬間だった。ヨーロッパにはいろんなチームがあって、いろんな10番がいるけどコイツはダメだね・・・。

延長戦が始まり、疲れが見てとれる鹿島と、前半サボった貯金を使ってきたレアル。控え選手の違いも出てきた。レアルのリアルが出てきて、クリちゃんにヤラレてしまった。現実を見せつけられた。

2点ビハインドになり、お役御免でクリちゃんがゆっくりとピッチを去る時に、誰も彼に早く出ろ!という元気は残ってなかった。植田がクリちゃんの首根っこ掴んで『おい!出ろや!』っとでも言えばね・・・。

 

 

 

『2位も最下位も一緒。優勝しなければ何の意味もない』

みつを

 

とあるが、意味のある2位もあるんじゃないかな。勝つにこした事はないけど、こんなに誇らしい準優勝は無いと思う。

 

『準』

名詞に付いて,それに次ぐものである,それに近いものであるという意を表す。

 

本当に、レアルに一番近かった鹿島!優勝に準ずる鹿島。すばらしい。

 

火事場だけでなく、どんな試合でも馬鹿力が出せる鹿島。それが真の力。

 

 

ゆうまがクリちゃんにユニフォームを貰いに行ってたのは内緒の話・・・。

 

 

 

 

 

そうだ、鹿島はタイに来るんだった。『2017Jリーグ アジアチャレンジinタイ』でも来タイするし、ACLでチャナティップ(7月から札幌へレンタル)のいるムアントンUとも戦うんだった。楽しみだ。

 

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