2017 Thailand Champions Cup ムアントンU対スコータイFC
日本でのゼロックススーパーパップ的な位置づけの2017 Thailand Champions Cupが行われた。対戦はリーグ王者ムアントンU対FAカップの代表のスコータイ。
国王崩御でタイでのイベントが自主規制されたおかげで、このような組み合わせとなった。ムアントンはリーグ開幕から首位を走ってきた。そして残り3節をのこしてのリーグチャンピオンだが、2位のバンコクユナイテッドが逆転する可能性はあったものの、ほぼ順当な選出だと思う。一方FAカップのからのスコータイはベスト4に残ったチームのうち、チョンブリーが不参加を表明し、残りの3チームでくじ引きをしての選出。実力的にはチョンブリーが一番だと思うが、チョンブリーがACLに興味が無いらしいので仕方が無い。ちなみにスコータイのリーグ戦での順位は7位。
会場はスパチャラサイ国立競技場。MBKのすぐ近くでBTSのナショナルスタジアム駅からのアクセスが凄く良い。ドイツWカップ予選、北朝鮮戦の無観客試合の会場。大黒がゴールしたといえば思い出す人もいるだろう。昨年のカップ戦での暴動があったからなのかセキュリティーが厳しかった。
ラジャマンガラ(国立競技場)での国際試合ではこのようなセキュリティーチェックはあるが、タイのカップ戦でコレは見た事無い。
チケットの値段は少し高め。
グッズの売り場もあった。
ムアントンのチャナティップTシャツ。
後期から札幌へ移籍するので買うなら今のうち!
プパンブリーの片野さんのレプリカも売っていた。
片野選手は2016タイリーグのベストイレブン(多分センターバック)に選ばれたが、今回の試合は1列前で先発してた。オーソットサパーの時はウィングバックだったと思うので色んなポジションできるみたいだ。
新しいタイ代表のユニフォームらしきモノも売っていた。
サプライヤーが変わって地味になった。
(タイ代表の応援用のシャツらしい。後日情報を得ました。)
試合前から盛り上がるムアントンサポーター。
フラッグにあるN-ZONEは応援団のシンボルなのかな。NはNorthのNでムアントンスタジアムの北側ゴール裏の応援団。南側の応援団に比べてヤンチャな人が多い事で有名らしい。昨年のポートとの試合で問題の行動を起こしたのもこの人達だろうと言われている。
以下は2013FAカップのセミファイナル戦の動画。同じ旗が振られている。
スコータイ側もサポーターはボチボチの入りだった。ホームが遠いので仕方が無い。ブリラムの様に、行政からお金をちょろまかして大軍団を送り込む様な事をしないかぎり首都圏外からのチームのサポーターは大変だ。
ムアントンUのスタメン。
右下からクレイトン(2016タイリーグ得点王)、チャナティップ(タイのメッシ。後期から札幌へ)、ドー(ハーフのイケメン)、サーラ(代表でも中心人物)、ティーラトン(ブリラムからの禁断の移籍をした悪魔の左足)。
上右からガウィン(代表でも守護神)、シスコ(英プレミアでプレー経験がある)、青山直晃(元日本代表、Jでは甲府、横浜、清水)、ワタナー(パタヤのローンから戻ってきた?)、テラシン(タイ代表のエース)、マリオ(背は高くないが脅威のジャンプ力のスペイン人)。2016のスタメンからはタナブン(移籍)の代わりにワタナーが入っただけ。現状のベストメンバーかな。
スコータイFCのスタメン。
上段右から3番目の片野さんしか知りません。
試合開始直後はスコータイの時間だった。しかしそれ以降はムアントンの試合。
イケメン君のドーのセンタリングをシスコが決めて1-0。 J→クレイトン→サーラ→テラシルからクレイトンが決めてムアントンらしいゴール。2-0。このゴールが決まってスコータイは結構ヘコんだように見えた。
ゴールの後は恒例の逆おしくらまんじゅう。そして審判の早く戻りなさい!
前半終了。
ムアントンの関係者席がザワついてたので見たらチャナティップ(J)の彼女Mayがファンに囲まれて写真サービスしてた。
Mayの記事は以下。
ツイッター情報によると、鹿島アントラーズの石井監督も、この試合を観にきていたらしい。ACLでムアントンとは同組なので偵察なんだろう。その他にもメインスタンドには日本人らしき人が少なからずいた。キャンプや試合で、アントラーズ、マリノス、セレッソ、グランパスがタイに来ているので関係者か?お付きの記者?なのかな。
後半。
スローイン→シスコに当たる→Jからのパスをサーラがコースを突いたミドル。3-0。Jがパス&ゴーで受ける走りをした事でDFの体重が外側に乗った所をサーラが見逃さずに撃って決まったゴール。
ワタナー→テラシン→ワタナー→サラー→テラシン→J からクレイトンのコースを突いたゴール。これもムアントンぽいゴール。4-0。
コーナキックからテラシンが決めて5-0。
Jは途中で交代したが、良い働きをしていたと思う。途中出場のピーラパットがウィングハーフで使われていたのが以外だった。攻撃的な選手なので今後も前でプレーするのかな。残念だったのはモンコン。あまりフィットしてなかったように見えた。
しかしながら、終わってみれば横綱相撲。
リーグ優勝はグダグダで決まったし、サポーターの事件もあったので、このように派手なリーグ戦の表彰式はなかったと思う。
年が明けて国王の崩御から100日経ち、タイも少し元気になってきたと思う。
掃除が大変そうだな・・・。